藤久保平地林一帯は、川越街道に近く周辺開発が進んでいる中で残されたコナラ・クヌギを中心とする大規模平地林です。江戸時代初期に川越藩主松平信綱が川越街道を整備する際に開拓・植林され、現在まで落葉堆肥を使った循環型農法が行われてきました。
1月の落ち葉掃き(山はき)は恒例の一大行事です。落ち葉を雑木林の中の堆肥場に運び1年かけて発酵、分解させ堆肥にします。落ち葉を掻くことで林床に適度な日光が届き、リンドウやフタリシズカが可憐な花を見せてくれます。また林内の堆肥場はカブトムシが産卵するので、夏はカブトムシの宝庫となっています。カブトムシを狙う鳥も来ます。
江戸時代から300年以上に亘って継承されている「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、独特な生態系も築き上げているわけです。
人気イベント・活動の力点
- 自然観察会(公募します)
- ネイチャーイベント
14号地の様子
地図
アクセス
- 東武東上線みずほ台駅西口からライフバス三芳役場経由鶴瀬駅行き約7分「三芳役場」下車約0.2㎞(徒歩約3分)
- 東武東上線鶴瀬駅西口からライフバス三芳役場経由ふじみ野駅西口行き約5分又は、上富経由ふじみ野駅西口行き約8分「三芳役場」下車約0.2㎞(徒歩約3分)
- 三芳町役場駐車場利用可
その他
正式名称 | 藤久保の平地林 |
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所在地 | 三芳町藤久保 |
面積 | 30,387平方メートル |
取得経費 | 4億9,200万円 |
取得年度 | 平成28年度 |
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