見沼代用水東縁に面する斜面林であり、周辺はもっとも見沼らしい景観が残っている場所です。トラスト保全地に接する約300メートルにわたる用水路は、水路と林が一体となった昔のままの状態で保存されています。
林内にはシデ、ケヤキ,ムクノキなどの32種の高木があり、林床にはカラタチバナ、ヤブニッケイなど常緑の低木、ウラシマソウ、ハンゲショウなど数々の草本植物があります。渡り鳥が立ち寄り、シジュウカラ、オオタカが営巣し、蝶類、クモ類そして希少種の陸産貝類が確認されるなど多様な動植物の生息場所になっています。この自然を維持するために樹林地内は、原則立ち入り禁止にしています。
なお、竹林では間伐や筍掘り、林地では落ち葉掃きや下草刈りなどの里山体験活動を実施しています。
人気イベント・活動の力点
- 春のタケノコ掘り(公募します)
- 冬の竹伐採(公募します)
- 学校、企業のボランティア活動の受け入れ
- 景観に配慮した林縁の植生管理
- 外来種の選択的除去及び林床管理のための草抜き
- いきものが賑わう森作り
1号地の様子
地図
アクセス
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JR東浦和駅から国際興業バスさいたま東営業所行き約10分「総持院」下車0.2㎞(徒歩約3分)
- JR浦和駅東口から国際興業バスさいたま東営業所行き約40分「総持院」下車0.2㎞(徒歩約3分)
周辺の見どころ
- 見沼田圃
都心から20~30キロ圏内に1250ヘクタールを超える農地が広がります - 見沼代用水沿いの桜並木
春になると用水沿いにソメイヨシノザクラが咲きます - 総持院
- 見沼代用水路
八代将軍・徳川吉宗の命により、享保12年(1727)8月から翌年2月という短い工期で井沢弥惣兵衛為永が代用水路を作りました。この工事により、見沼溜井のあとにおよそ1,200ヘクタールの新田、見沼田圃が広がりました - 見沼通船堀
パナマ運河の約180年前に作られたわが国最古の閘門式運河(享保16年(1731)に開通)。通船堀は代用水周辺の村々と江戸の流通を支えました。昭和57年(1982)に国指定史跡に指定 - 鷲神社
さいたま市の無形文化財に指定された「南部領辻の獅子舞」が年に2回奉納されます。5月15日、10月15日に近い日曜日 - 国昌寺
関連サイト
その他
正式名称 | 見沼田圃周辺斜面林 |
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所在地 | さいたま市緑区南部領辻 |
面積 | 11,336平方メートル |
取得経費 | 約7億1,600万円 |
取得年度 | 平成2年度及び平成3年度 |
県内の保全地で様々なイベントを開催しています、ぜひ遊びにきてください!