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第2回 緑のトラスト運動指導員養成研修会

第2回 緑のトラスト運動指導員養成研修会

■平成18年9月28日(木) 10時00分~16時30分
■天気 晴れ
■場所 トラスト1号地 しらさぎ野外活動センター
■参加人数  受講者36名 講師1名 理事1名 評議員1名 事務局4名

晴天のトラスト1号地ではヤマガラがエゴノキの実をついばみにきていました。
1時間目は、「斜面林の自然」と題したトラスト1号地での観察会でした。前回に引き続き常緑樹を中心に観察しました。ヤブニッケイの葉の匂いをかぎ、ビナンカズラの葉から出るヌルヌルをさわり、五感を使って観察しました。午後は、場所を移動し、さぎやま記念公園の講座室で講義が行われました。2時間目は「自然体験活動の理念」と題した講義でした。自然から乖離してしまった子どもたちや大人たちに自然を知ってもらうためには、自然にかかわる人が必要であるというメッセージをもらいました。
 3時間目は、ナショナル・トラスト運動、明治時代に始まった保護運動の保勝会から日本のトラスト運動、さいたま緑のトラスト協会の歴史を学びました。自然観察会の必要性や楽しみなどを、実体験を元に話してくださり、自然にかかわろうという受講者にとって次のステップへの橋渡しになったことでしょう。4時間目は、自然の遷移について学び、実際に里山を保全する上で、参考になる事例を数多く学ぶことができました。


【受講生講義メモ】
「自然体験活動の理念」
日の出、日の入りを見たことのない子どもたちが40㌫もいる。自然と離れてしまっている子どもや大人が多い・・・・自然にかかわり、楽しく、安全に活動できるような役割を担ってくれる人材が必要。CONEは自然との共生と横のつながり、人との交流の必要性があり発足した。平成12年5月協議会が発足。あなたがリーダー自然がティーチャー。自然体験活動憲章の説明

「トラスト運動の実情と課題」
昭和52年の新聞記事から考える-イギリスのナショナルトラスト、1977年、海岸線が560kmから現在900kmに増えている。日本では昭和52年はどんな時代だったか考えると自然が破壊され、企業の買占めなど右肩上がりの時代で給料も上がった時代。イギリスが先かというとそうではなく、明治時代にはじまった保勝会という活動があり、トラスト運動は日本が先だった。
さいたま緑のトラスト協会の歩み
日本の各地で民間によるトラスト運動が高まる中、県の出資を母体とした財団が設立され協会が発足、運動の普及と募金活動が始まる。またボランティアスタッフによる支援協力が行われ、トラスト地の拡大とともに保全や観察会と活動の主な担い手となっている。
自然観察会の役割
自然観察会は自然を大事にする人、社会をつくり、豊かな自然を次の世代に渡すきっかけをつくる。これから自然観察指導員としての皆さんの経験や知識を、楽しみながら多くの人と分かち合い、自然と親しみ、自然を知り、自然の保全につなげていこう。
トラスト協会の役割とボランティアの力自然の保全とともに、県民の生きがい事業として、緑や農、生き物とのふれあいのチャンスを提供すること、子供たちにとっては自然体験などの場となることが求められるであろう。これからともにボランティアとして楽しみながら自然観察会や体験会を実施していくことは楽しみにもつながる。

「里山保全の在り方」
自然の遷移について
落ち葉の効用
伐採の方法-萌芽更新の管理(3年くらい経ったら、比較的良いものを2~3本残す)雑木林の中にギャップを散在させることで生物の多様性が増す